【DEER HUNTER 〜鹿を狩る者〜】森田太初個展

2024.3.20[水] – 31[日] 火休み　
11:00 -18:00（23日は17:00まで）
23[土]17:00〜レセプションパーティー＆トークイベント
　　　　　　　ゲスト　医師　堀江憲吾

自然の中における自分という存在を確立するべく、今年度猟師として資格を取った彫刻家の展覧会
今回の展覧会は、物質による実制作で得る五体感覚 (フィジカル)を基にした、厚みのある彫刻表現、それを行うことで、今後世界的に益々進むであろう仮想現実社会と現実社会との、美術的バランスを端的に捉えることを目的としている。
「我思う故に我あり」とはデカルトの言葉だが、今日ではあまりに人が人任せに生きていると感じるところより、自分が存在していると認識していることで自分が存在しているということが、かなり曖昧になってきていると感じている。
もっと自分とその周りの宇宙をハッキリクッキリさせたいが為、私は他人に任せていた他の動物を殺してその命を頂くという行為を、自分自身で行うために猟師になる事を決断した。
日本古来より神獣として崇められたり、逆に今日では害獣として扱われる「鹿」をメインモチーフに、それを狩る動物だった「日本狼」（鹿を狩る者）をサブモチーフとして会場を構成したいと思う。
外スペースには大昔の人が狩っていたオオツノシカの作品、室内に槍を設置。私の究極の目標は未来ではなく過去にあった事を表現。/森田太初。